バス釣りで定番となった必須リグ「ネコリグ」「ダウンショットリグ(常吉リグ)」「スモラバ」の考案者である釣りのカリスマ・村上晴彦さん。
子供のようなキラキラした瞳で釣りと接する今も変わらない柔軟な発想と飽くなき探求心、、村上晴彦さんから学べることは多いはず。
ということで、今回は村上晴彦さんについて紹介します。
目次
村上晴彦さんのプロフィール
生年月日 | 1968年生まれ |
血液型 | A型 |
出身 | 大阪 |
身長 | 170cm前後 |
経歴 | 1996年 バス釣りを愛するあまり琵琶湖のある滋賀県に移住 1998年 ロッド ハートランド名作3本(ハマスぺ、ツネスペ、スモールブラグスペシャル)をリリース 2002年 株式会社常吉設立 2013年 一誠(issei)設立 |
バス釣りの常識を覆すような柔軟は発想の持ち主で、ルアーの解説もわかりやすい。。
とっても頭が良いのではないかと思うと、学歴が気になります。
「村上晴彦 大阪大学」などと検索されているのですが、似たお名前の大阪大学の教授がいらっしゃるだけで、村上晴彦さんは大阪大学出身ではないようです。ただし、出身高校は関西大倉。偏差値の高い進学校です。
村上晴彦さん、実は元料理人です。高校卒業後、調理師学校へ進学し料理人になりました。料理人としてもかなり優秀で、受賞歴もあります。ただし、途中から釣りで得られる収入が料理で得ていた収入を上回り、釣りを本業にされました。
そんな料理もできる村上さんはご結婚されています。家庭での料理は嫁ではなく村上さんが作ってらっしゃるのでしょうか。
身長は僕と一緒に撮影していただいた写真からの推測ですが、170cm前後(167cm〜172cm)だと思います。
常吉を退職し、一誠(issei)立ち上げ。その理由は?
2012年バス釣り業界に村上晴彦さんが常吉を脱退したと噂が流れました。
株式会社常吉のホームページを見ると村上さんの「一方的な退社」「法的措置」などという単語が並んでおり、とても驚きました。※現在、そのページは存在しないようです。
そのページで常吉側は、村上晴彦さんの「一方的な職場放棄による退職」であり、「告訴も視野に入れて調査中」と記載していました。
子供のようなキラキラした瞳で純真無垢に釣りに取り組む、村上晴彦さんが、まさか、と思いました。
その後、2012年12月に、一誠(issei)のホームページ内で「役員会議による決議を受け、辞任をしたと認識していた」と説明されました。さらに、ブログ「水遊び」にて、本音を伺うことができます。
今まで会社の代表として自分がしていた行動は、自分にとって不合理と憤りがありました。
自分は結局釣り人であり、経営者ではなく創り手です。
売り上げのために自分が出来ることにも限界がありました。
そこで、釣り人としてルアー開発や宣伝を考えたいという思いから“代表(経営者)という立場を降りたい”という旨を当時の役員に伝え、代表取締役を辞任した形となりました。出典: https://ameblo.jp/haruhiko-murakami/
現在では、一誠(issei)の代表としてたくさんのメディアに出て活躍され、ルアーデザイナーとしても素敵な商品が世にたくさん出ています。特にギルフラットはびっくりするほど艶めかしいアクションで、イチオシワームです。
ザリバイブは、村上晴彦さん自らがプロデュースし、自己記録の64cm、5700gのバスを琵琶湖でキャッチしたルアーです。
甲殻類フェチの村上さんは、ザリバイブの見た目にもこだわり、「釣りを知らないフランス人の女性が見ても素敵だ」と思ってもらえるデザインを目指したと、独特の感覚を語っています。
株式会社常吉は、小川健太郎さんが代表取締役に就任されたようですが、約半年後、代表を退任したと報告がありました。
村上晴彦さんへの尊敬の念が、常吉を引き継ごうという行動に導いたと推測できますが、退任せざるを得ない事情があったようです。
かつて、小川健太郎さんは村上晴彦さん、DVD「アカメへの挑戦」で共演し、当時苦しかった生活が助けられたそうです。
DVD「アカメへの挑戦」で、村上さんは、夢にまで見た幻の魚・アカメを釣り上げ、感動のあまり、魚体にキスしてしまいます。
小川健太郎さんもまた、インディアンのような被り物をして釣りをするという、オガケンさんらしさ全開(笑)
見所満載の作品です。
ネコリグ、常吉リグ(ダウンショットリグ)、スモラバさえも村上晴彦さんが生みの親?!
「ネコリグ」「ダウンショットリグ」「スモラバ」って、誰もが使うバス釣りの必須リグですよね。実は、この考案者は、村上晴彦さんなんです!
ルアーやリグに関するアイデアは、空から降ってくるように思いつくそうです。釣り場で思いつくこともあれば、寝てる時に思いつくこともあるそうで、忘れてしまいそうなアイデアは書き留めておくそうです。
ネコリグの起源
「根こそぎ釣れる」ということから名付けられた「ネコリグ」
ネーミングセンスからも村上晴彦さんの意匠を感じますが、ネコリグの考案者は村上晴彦さんなんです。
バスフィッシングの本場アメリカへもNEKO RIGという和名のまま広まっているそうです。
今ではスナッグレスネコなど様々に派生していますが、当時はマスバリにチョン掛けするスタイルでした。
2017年11月号のルアーマガジンにて、
「あれは僕が20歳の頃やったと思う。 (中略) 29年前やね」と、ご本人が当時の誕生秘話を語っています。
スプリットショットリグがよく釣れる理由は「フワ〜っ」となることだと分析。ワームの尻尾だけにバスが食ってくるショートバイトを防ぐために針をワームの中央にチョン掛けしたことが考案のきっかけ。さらに、キャストの飛距離を出すために重りを埋め込んで見たら、良く飛ぶ上にミミズが水中をはっているように見え、実際にとても良く釣れたそう。
自分だけが知っている良く釣れるリグだからこそ、しばらくの間、隠していたそうです。
バスクラブという90年代に発行されていたバス雑誌の取材の際に「ネコリグ」は隠し、その代わりとして急遽考えたのが、極小フットボールリグ(スモラバ)と、ツネキチリグだったとのことです。
急遽スモラバとダウンショットを考えてしまうあたり常人離れした頭の柔らかさですw
常吉リグ(ダウンショットリグ)
常吉リグとは、当たり前のごとくあなたがリグっているであろう、ダウンショットリグのこと。
現在でも使用率は高く、「常」に「吉」と出るリグではないでしょうか。
当時は、「ダウンショットリグ」、「アンダーショットリグ」と呼ぶ人より、「常吉リグ」と呼んでいる人の方が圧倒的に多かった印象です。
先述のように、村上晴彦さんがネコリグを隠すために考案した影武者的な仕掛けだったんですね。
わずかですが、まだ当時の常吉ワームも販売されているところがありますね。
スモラバの起源となったハンハンジグ
先述のように、90年代に発行されていたバス雑誌「バスクラブ」の取材の際のネコリグを隠すための影武者的な存在だったわけですが、後に常吉から「ハンハンジグ」がリリースされました。
スモラバという名前はないものの、明らかにスモラバ...「スモールなラバージグ」です。
スモラバが流通し始めたのが2007年頃だったと記憶していますが、ハンハンジグはそれ以前から存在していることから、スモラバの生みの親であると言って間違いなさそうです。
村上晴彦さんのロッドやリールは? 2018年のオカッパリタックル
ロッド: ダイワ ハートランド741MHRB-SV AGS17「疾風七四 MH AGS」
リール: ダイワ スティーズ A TW 1016HL
ハートランド741MHRB-SV AGS17「疾風七四 MH AGS」は、
MHアクションで、対応ルアーウエイトは7〜21gと幅広いため、オカッパリでとても使いやすいベイトロッド。
ガイドが第二世代のAGSで軽量化されたため、ロッドの長さの割に重さが147gと軽く扱いやすいです。
村上晴彦さんのスピニングタックルについて、こちらの記事に詳しくまとめました↓
ロッド: ダイワ ハートランド7102L + FS-SV AGS18「別誂 冴掛 710 AGS」
リール: ダイワ 15イグジスト
村上晴彦さんのスピニングタックルについて、こちらの記事に詳しくまとめました↓
村上晴彦さんが使ってるショルダーバッグって何?
出典: youtube
愛用されている上の写真のバッグは、「STREAM TRAIL」と商品名が記載されています。
ストリームトレイル社の2WAYショルダーバッグでした。
村上晴彦さんといえば、昔はウェダーのポケットから、雑多にルアーが詰め込まれたケースを取り出しているイメージでしたが、最近はランガンしながらオカッパリするスタイルが多いようです。
小さなバッグを購入するとあっという間に釣り道具が増えて入りきらなくなりますが、このショルダーバッグなら大容量ですし、取り出せやすくて良いですね。
さらにこのバッグ、釣り人想い! 防水です。
本当に釣りの好きな人ですね。大ファンです
サイトウさん、コメントありがとうございます!
僕も昔から大ファンです、今後の活躍にも期待ですね○