バス釣り用の板メジャーとメジャートレー。市販のメジャースケールでもいいけどどうせなら自作してオリジナルのステッカーチューンをしたい。そんな方の参考になればと、自作板メジャーと、自作メジャートレーの作り方を紹介します。
自作板メジャーの作り方
自作板メジャーは、簡単です。
台座から自分で作ってしまう方もいるようですが、僕は既製品のメジャーボードを購入して、上からステッカーを貼っただけ。メジャーボードは、口当てもついていてとてもしっかりした造り、四つ折り仕様でコンパクトになります。
メジャーボードは蟹江のポパイという釣具屋さんで購入しましたが、ルアーアングル浜で購入した友達のメジャーボードとそっくりでした。通販でも買えますね〜↓
ステッカーは、市販のものを購入して貼れば簡単ですが、僕はほとんど自分で作って、ホームプリンタで印刷しました。プリンタは普通のインクジェットです。ステッカーの用紙は、「SANWA SUPPLY ラベルシール インクジェット耐水ホワイトフィルムラベル」をAmazonで購入↓
A4サイズでプリントして、板メジャーの板一枚にちょうど合うようにカットしました。ポイントは四隅を角丸でカットすること。角ばっていると四隅から剥がれやすくなります。
元から水に強いステッカーで、「風呂場でも使用している」というレビューを見て買ったのですが、念の為、さらに上から透明のシールでラミネートしました。
ラミネートで使用したシールもAmazonで購入。「エーワン A-one ラミネート UVカット透明カバーフィルム 空気が抜けるタイプ」です。
空気が入らないように、定規で押さえつけながらゆっくり貼ります。といいつつ、かなり空気が入ってしまったので、後から気泡を安全ピンで刺して空気を除きました。
何度もバスを載せて、ジャバジャバ水で洗っていますが、全く問題なく使用できています。まぁ、剥がれてきたとしても、この方法ならまたプリンタで印刷するだけなのでお気楽です。
友達は市販のステッカーを貼りまくって、上からネイルを補強する透明の液(名前がわかりません)を嫁さんから借りて塗ったと言ってました。それでも全く問題なく使うことができてる様子ですよ〜。
わりと気に入ってますが、やっぱり板メジャーはタックルボックスに入れておくとちょっと重たいし、スペースをとられるのが苦になることがあり、板メジャーだけでなくメジャーシートも使ってます。
自作メジャートレーの作り方
トレーは、板メジャーと違って折りたたむことができないので携行性は全くありません。よって、おかっぱりには不向き。ボート、カヤック、フローターの用途になると思います。僕はフローター用に制作しました。
いろんな人のトレーを参考にしながら、園芸用のプランターを使用するのが良いと知り、良さそうな道具を探して作りました。
しかし、なかなか大変で失敗の連続。その経験から、個人的にベストだと思う方法を紹介します。
まず、揃えた道具はこんな感じ。
- 園芸用プランタートレー
- 黒のラッカースプレー
- 艶出しスプレー
- 紙ヤスリ
- 蝶番
- 塩ビ板
- ステッカー用の用紙
- ステッカーを保護するシール
園芸用プランターは、Amazonで買いました。「アイリスオーヤマ プランター受皿 850」ってやつです。メジャーとして活用できるのは、72cmくらいになります。
フローター「ゼファーボート ZF-158VH」に、ジャストサイズで固定できます。
いかにも園芸らしい凹凸模様が入っていて気に入らないので削ります。結構簡単に平らになりました。
さらに、紙ヤスリで削ります。
続いて、黒色のラッカースプレーを吹きます。
ラッカーは、「アサヒペン 高耐久ラッカースプレー ツヤ消し黒」ってやつを使いました。写真を見ての通り、ダマになるんじゃないかってくらい適当に吹きかけましたが、わりと綺麗に乾きます。
忌々しい茶色が、真っ黒になりました。
茶色と再会したくないので、さらに上から仕上げ用のスプレーを吹きます。使用したのは「GSIクレオス Mr.スーパークリアー UVカット 光沢 スプレー」です。
透明のスプレーで、厚みを持たせたコーティングをするイメージですね。
板メジャーの項で紹介したのと同じステッカーシールを貼り、上からラミネートシールを貼って、完成!
あとはバスを釣って入魂するだけ〜、、、、
と思いきや。
この有様です。伝わりますでしょうか。
貼り付けたステッカーは、車の中で熱せられて速攻で剥がれました。ステッカーの糊と共に、ラッカーで吹いた黒インクまで剥がれ落ち、忌々しい茶色と再会しました。
板メジャーと同じステッカーを使用しているので、剥がれないはずなのになんでだろうと考えましたが、このトレーの表面がザラザラしていることが原因のようです。
これは何度トライしても同じことの繰り返しだと感じ、思い切って発想を変えます。トレーに穴を開けて、上から塩ビ板をくっつけることにしました。
ホームセンターで選んだ塩ビ板は、「サンデーシート 硬質塩化ビニール板 910 × 300 ミリ」
「衝撃・曲げに強い」、「燃えにくい」、「耐水性に優れている」と記載されてます。
トレーにすっぽり収まるサイズに切ります。「Pカッター」ってやつで切ると、かなり綺麗に切れますね。
板メジャーの時と同じホワイトフィルムラベルに印刷して、上からUVカット透明カバーフィルでラミネートします。
さらに、プランター受け皿とくっつけるための穴をあけます。
口当ても取り付けました。口当てで使用したのは、要らなくなった絵画用のパレット。
ハサミでジョキジョキ切って、先ほど紹介したラッカーで黒くしました。切り抜いたパレットの板に蝶番をつければ口当ての完成。
長めのネジをパレットの板に取り付けることによって、ネジの余った部分がプランター受け皿に当たり、口当てが垂直を保つように調整しました。
手前の2箇所に穴をあけて、Oリング取り付けて完成。
Oリングにカラビナを取り付けて、フローターと固定。使わない時は、上の写真のように外すことができます。とはいえ、釣りしてる最中に邪魔になることもありませんでした。
オールやロッドがぶつかった箇所の色が剥がれたりはしていますが、それ以外は今の所、問題なく使用できています。表面がツルツルの素材でできたプランターがあれば、より良いと思います!