村上晴彦さんのベイトタックルについて紹介。実際に村上晴彦さんが使用されていたロッド、リール、ライン、ルアーの組み合わせ事例をまとめます。 繊細なラインセレクトは必見。「PE + フロロ」だけでなく、「フロロ + ナイロン」 の結束もされています。
ここで紹介できるのは一部ですが、ぜひ参考にしてみてください。 スピニングタックルについてはこちらの記事をご覧ください↓
目次
ハートランド 802MHFB-SV AGS 60th Edition 「震斬BIWAKO SPEC」のタックル
ロッド: ハートランド 802MHFB-SV AGS 60th Edition 「震斬BIWAKO SPEC」 (ダイワ)
リール: スティーズA TW1016HL(ダイワ) RCS SVスプール1012(SLP WORKS)
ライン: 【フロロ】モンスターブレイブZ 16lb (ダイワ)
このタックルで使用されていたルアー
- ネイルリグ / ギルフラット (一誠 / issei)
ロッドのレングスは、8フィートですが、琵琶湖ではなく普通の野池のようなフィールドで使用されていました。 セットするベイトリールは、ダイワの「スティーズA TW1016HL」
スティーズAには、G1ジュラルミン製の超高精度φ34mmSVスプール「RCS SVスプール1012」をセットして使用されています。
びっくりするほど艶かしい動きをするワーム「ギルフラット」 このタックルセッティングでは、ネイルシンカーを使ってギルフラットがまっすぐ泳ぐように調整し、オフセットフックを使用されていました。
フロロラインは、「モンスターブレイブZ」 ダイワの最高峰フロロラインです。
ハートランド HL7102HRB-AGS15「フォールテクニカルシャフト」のタックル
リール: スティーズA TW1016HL(ダイワ) RCS SVスプール1012(SLP WORKS)
ライン: 【ナイロン】スーパーハードポリアミドプラス 16〜20lb(東レ)
このタックルで使用されていたルアー
- バイブレーション / ザリバイブ (一誠 / issei)
- スイムベイト / ギルフラットスイマー (一誠 / issei)
- ネイルリグ / ギルフラット (一誠 / issei)
こちらもかなり長いロッドですが、普通のフィールドで使用されていました。 リールはこちらもスティーズAですが、ラインがナイロンです。近年ナイロンラインの使用率が増えたという村上晴彦さん。使用しているナイロンラインは、まるでフロロのような使用感が定評のある「スーパーハードポリアミドプラス」
このロッドのレングスでのバイブレーションは、飛距離の面で大きなアドバンテージですね。さらにナイロンラインなのでしなやかにキャスト可能です。 バイブレーションはisseiの「ザリバイブ」
村上晴彦さんが自己記録の64cm、5700gのバスを琵琶湖でキャッチしたルアーです。
ギルフラットスイマーは、ギルに模したスイムベイト。 ギルフラット同様に艶かしい動きをしますが、さらにスローリトリーブでもS字波動を生みます。
ハートランド 741MHRB-SV AGS17 「疾風七四」のタックル
MHアクション、7.4フィートのレングスのマルチなロッド。広めのフィールドでこの1本で身軽にランガンするのにちょうど良い設計ですね。村上晴彦さんも使用頻度が高いようです。
ベイトリール: スティーズA TW1016HL (ダイワ) RCS SVスプール1012(SLP WORKS)
ライン: 【フロロ】モンスターブレイブZ 12lb〜16lb (ダイワ)
このタックルで使用されていたルアー
- バイブレーション / ザリバイブJr. (一誠 / issei)
- バイブレーション / ザリバイブ (一誠 / issei)
- メタルバイブ / ザリメタル (一誠 / issei)
ベイトリール: スティーズA TW1016HL (ダイワ) RCS SVスプール1012(SLP WORKS)
ライン: 【フロロ】ビッグバスフロロ 16lb (ダイワ)
このタックルで使用されていたルアー
- ネイルリグ / ギルフラット (一誠 / issei)
ギルフラットはマス針にチョン掛けして使用されていました。
ベイトリール: タトゥーラ HLC6.3L-TW (ダイワ) RCS SVスプール1012(SLP WORKS)
ライン: 【フロロ】モンスターブレイブZ 14lb (ダイワ)
このタックルで使用されていたルアー
- メタルバイブ / ザリメタル9g (一誠 / issei)
- 根魚玉(ジグヘッドリグ) / AKチャンク4インチ (一誠 / issei)
AKチャンクは、ポークを超えるべく設計されたチャンク。 極太肉厚テールが「べろーん」と動き、バスに強烈にアピールします。
AKチャンクは、isseiの海シリーズ「海太郎」から発売されている「根魚玉(ネウオダマ)」を使ってリグっていました。 根魚玉は、普通のジグヘッドとは違い、ヘッドが多面体。さらにヘッド部分が動くので、根掛かりに強い特徴があります。アコウ、ハタ、ガシラのような海釣りを想定して設計されていますが、バス釣りでもテトラ、ゴロタの入ったところで活かせそうです。
ベイトリール: ジリオンSV TW 1016SV-SHL (ダイワ) RCS SVスプール1012(SLP WORKS)
ライン: 【フロロ】モンスターブレイブZ (ダイワ)
このタックルで使用されていたルアー
- ラバージグ / ビビビボム + ビビビバグ 3.2g (一誠 / issei)
- ネイルリグ / ギルフラット (一誠 / issei)
- メタルバイブ / ザリメタル 9g (一誠 / issei)
ビビビボムの太い触手はカットして、ビビビバグをセットして使用されていました。
ハートランド HL721HRB-18 「疾風七弐」のタックル
HL721HRB-18 「疾風七弐」は、疾風、疾風七弐Type-Eの血統を汲みながらダイワ最先端テクノロジーと村上晴彦が創り上げたロッド。 ここでは、「疾風七弐Type-E」を使用されていたタックルもHL721HRB-18 「疾風七弐」として紹介します。
新しくなったハートランドには、ESS(感性領域設計システム)が採用されています。 ESSとは端的にいうと、ロッドがしっかりルアーにアクションを伝達するバランスに調整された設計。村上晴彦さんの「ちょうどいい」、「気持ちのいい」感覚がロッドに詰め込まれているそうです。
リール: スティーズA TW1016HL(ダイワ) RCS SVスプール1012(SLP WORKS)
ライン: 【フロロ】ビッグバス フロロ 14lb
このタックルで使用されていたルアー
- ネイルリグ / ギルフラット (一誠 / issei)
リール: スティーズA TW1016HL(ダイワ) RCS SVスプール1012(SLP WORKS)
ライン: 【フロロ】ビッグバス フロロ 16lb
このタックルで使用されていたルアー
- テキサスリグ / ビビビバグ (一誠 / issei)
- スピナーベイト / クルコマ トレーラーにキャラメルシャッド3.5インチ (一誠 / issei)
- ネイルリグ / ギルフラット (一誠 / issei)
クルコマは、isseiから発売された初のスピナーベイト。名前の由来が「くるもの拒まず」というなんとも村上晴彦さんらしいネーミングです。
リール: スティーズA TW1016HL(ダイワ) RCS SVスプール1012(SLP WORKS)
ライン: ナイロン 16lb フロロ16lb
このタックルで使用されていたルアー
- スピナーベイト / クルコマ (一誠 / issei)
- ジグヘッドリグ / カタクチワーム4.5インチ (一誠 / issei)
- ネイルリグ / キャラメルシャッド3.5インチ (一誠 / issei)
- ネイルリグ / キャラメルシャッド5インチ (一誠 / issei)
村上晴彦さんらしい繊細なラインシステム。ナイロン16lbにリーダーはフロロ16lb。トリプルサージェンスノットで結束しています。 ナイロンを使用される理由は、フロロと違って沈みにくいのでラインがまっすぐになりやすく扱い易いことです。ただ、ナイロンだけでは色々と心配なのでフロロを結束しているとのことでしたが、すみません、天才の考えがよく理解できませんでした(汗)
カタクチワームは、issei「海太郎」シリーズから発売されているワーム。 多分バス釣りで使用されている方は少ないんじゃないでしょうか。琵琶湖のヘビキャロでやばい威力を発揮するワームです。
まとめ
ロッドの選択は、使用するルアーではなく、フィールドの広さで決定する場合が多いようですね。 ロッド「ハートランド」は、他のバスロッドと比較すると、ロッドの番手が細分化されておらずオールマイティーに使用できる設計になっています。そのためか、「ギルフラット、ザリバイブ、ザリメタル」がもっともよく使用されているルアーですが、ほとんどどのロッドでも使用されています。
「ビビビバグ」と「ビビビボム」が逆です、それと疾風72と今年の722MHRBが混同されています。