水温が上昇するとバスの活性が上がり、トップウォータールアーでも口を使うようになります。春から初夏に釣れるトップウォータールアーのおすすめを厳選して紹介します。
4月前半のプリスポーン期でもポッパーなどのトップウォーターで狙うのがビッグフィッシュパターンになっているフィールドもありますが、一般的には、産卵が終わった春(4月下旬以降)ポスト・アフタースポーンからトップウォーターが効くようになり、梅雨時期に入ると本格的にトップウォーターの開幕です。
ポスト・アフタースポーン期からトップウォータールアーが有効な理由は以下の3つです。
- スポーニングエリア付近のストラクチャーに身を潜めていてポイントを絞りやすい
- ポスト・アフタースポーン期からバスの目線が上に向く
- 体力を消耗していてたくさん捕食して回復したい
さらに梅雨時期に入ると、よりトップウォーターが有効になりますが、その理由は以下の3つです。
- 低気圧でバスのレンジが上がる
- 雨や濁り、ローライトで警戒心が薄れる
- 体力を回復し始めて荒喰いし始める
ミドルレンジの巻物などが有効だったプリスポーン期までの釣りと大きく変化し、シャローでのトップウォーターが有効になります。
しかし、ポスト・アフタースポーンのバスはバスの目線が上に向くとはいえ、動きの早いルアーを追いかけるほどの体力がありません。ストラクチャーにべったりとひっついて休みながら、手っ取り早く食べれる餌を探しています。よって、移動距離を抑えてネチネチ誘うことのできるトップウォータールアーが有効。さらに、小さめのトップウォータールアーは体力のないバスにも簡単に口を使わせ、ストラクチャーの際ギリギリにソフトに着水させることができるため警戒心を与えません。
以上のことから、ここでは春から梅雨時期に有効な、しっかりポーズを入れて誘えるサイズが小さめのトップウォータールアーのおすすめを紹介します。
目次
春から梅雨に釣れるアフタースポーン期トップウォータールアーのおすすめ
ティムコ 「野良ネズミ」
全長 | 88mm |
重量 | 4g |
トーナメンターにも人気のティムコの「野良ネズミ」
一時期はどこも在庫が切れていましたが、上の通販サイトでも在庫がありますね。ただし、どこも「残り1個」と数は少ないようです。
ネズミの尾を含めて88mmなのでとても小型なトップウォータールアー。4gしかありません。まさに先述の条件を満たしたアフタースポーンに最適なルアーでしょう。スキッピングがしやすく、カバーの奥まで送り込むことができるので、PEセッティングのパワースピンなどバスをひきぬける強めのタックルがベストですね。
「野良ネズミ マグナム」も新たに発売されました。マグナムといっても重量は10g。こちらも体力のないバスにも警戒心を与えないサイズ感です。
ダイワ 「スティーズポッパー50Fと60F」
全長 | 50F 50mm 60F 60mm |
重量 | 50F 4.2g 60F 7.6g |
移動距離を抑えることができるトップウォータールアーの定番「ポッパー」
その中でも全長60mmと小柄ながら、しっかりアクションさせることができる 「スティーズポッパー」はポスト・アフタースポーン期におすすめです。特筆すべき点は、フロロカーボンラインでも全く問題なく使用できること。通常、トップウォーターはナイロンかPEラインが推奨されていますが、フロロカーボンラインの使用を前提に設計されています。バーサタイルロッド1本でも、ポスト・アフタースポーン期に有効なトップウォーター以外のネコリグやノーシンカーリグにさっとチェンジすることが可能です。
レイドジャパン 「ツーサイド」
全長 | 64mm |
重量 | 8.8g |
小柄ながらスムーズにドッグウォーク(左右の首振り)をしてくれるプロペラ付きのポッパー。カバーの際で波紋が消えるまでステイさせ、2、3回動かし、またステイ。そんな繰り返しで移動距離を抑えながらじっくり攻めることが可能です。プロペラが付いているので、ただ巻きで使用することも可能。1つで2役こなす優秀なルアーです。
O.S.P 「オリカネムシ」と「オリカネムシ・ダディ」
全長 | オリカネムシ 34mm オリカネムシダディ 41.5mm |
重量 | オリカネムシ 2.8g オリカネムシダディ 4.5g |
虫ルアーは真夏で使用するイメージですが、ポスト・アフタースポーン期にも非常に有効。O.S.P 「オリカネムシ」は、虫ルアーでありながら、カップが付いていてポッパーのようなポップ音を立てて誘うことも可能です。また、ステイしている間にも、足がプルプルと微波動を立ててバスを誘います。ワンサイズ大きい「オリカネムシ ダディ」もおすすめ。どちらも軽いですが、ガードがしっかりしていてカバーの奥まで攻めることが可能なので、強めのタックルがいいですね。
バークレイ 「青木虫」と「キング青木虫」
全長 | 青木虫 38mm キング青木虫 50mm |
重量 | 青木虫 1.8g キング青木虫 7.5g |
青木大介さん監修の虫ルアー「青木虫」
中空構造の硬いワームのような素材でできていて、オフセットフック、または、マスバリにちょん掛けして使用します。水面に落ちたセミをイミテートしたような形状ですが、エビやザリガニが活発に動き出す5月前半〜中盤にもよく釣れます。ワンサイズ大きい「キング青木虫」もおすすめ。
O.S.P 「ベントミノー 76F」と「ベントミノー 86F」
全長 | 76F 76mm 86F 86mm |
重量 | 76F 4.3g 86F 5.9g |
フィッシュイーターは、瀕死のベイトの動きによく反応しますが、O.S.P 「ベントミノー」は、誰でも簡単に瀕死の小魚のようなダートアクションを生むことができるルアー。ボディが湾曲した作りになっていて艶かしい動きとフラッシングで誘います。フローティングタイプなので、水面で静止して誘うこともできるので、ポスト・アフター期のバスに移動距離を抑えてネチネチ誘うことが可能です。
O.S.P 「アイウェーバー74F」と「アイウェーバー74SSS」
全長 | 74mm |
重量 | 74F 3.8g 74SSS 4.5g |
「アイウェーバー」は、O.S.PのI字系ルアーの名作。バスが居るのに何を投げても釣れないようなタイミングで、なぜか浮かべておくだけで釣れる不思議なルアー。水面で死にかけたベイトを楽に捕食したい弱ったポスト・アフター期のバスには特に有効です。
ゆっくりフォールするものにも好反応を示す時期なので、「アイウェーバー 74 SSS」もおすすめ。SSSはスーパースローシンキングの略で、「す〜っ」とゆっくりフォールします。
ノリーズ「レイダウンミノーウェイクプロッププラス」
伊藤巧さんが艇王で爆釣させていたルアー。真似して使用するようになって以来、様々なフィールドでバスを連れてきてくれます。ポスト・アフタースポーンに効くことで有名!
しかし、ロストして以降手に入りません。。。通販サイトどこにも在庫がない状況。下記のリンクからAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングの入荷状況を随時確認できますが、2019年4月11日現在はどこにもありません↓
ダイワ 「スティーズポッパーフロッグJr.」
全長 | 55mm |
重量 | 10.5g |
ブッシュの奥でしか反応しないバスに対してタイトに攻めたい時はスポーニング期であっても、やはりスナッグレス性能が抜群のフロッグ。体力が回復しきっていないバスは、水面でバイトしても甘噛みで乗らないことが多いので、小さめフロッグがおすすめです。その中でもフッキング率が高く、しっかりアクションできる「スティーズポッパーフロッグJr.」を選びました。