エギング上級者なら誰でも知っているであろう、人気メーカーの間違いない最強エギングロッド4機種を紹介します。
コスパの良い安価なモデルでも問題なく釣れるエギングですが、最高峰モデルは明らかに使用感に差があります。どんな違いがあるのか、についても紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめです↓
- ハイエンドエギングロッドは低〜中価格と何が違うか知りたい
- エギング上級者でなくとも最高峰モデルは必要か知りたい
- 最高峰エギングロッドを探している
- 好感度のエギングロッドを探している
※この記事で紹介するのはショアエギングロッド(おかっぱり用)、アウトガイドモデルです。
コスパの良いエギングロッドをお探しの方はこの記事をどうぞ↓
目次
最高峰エギングロッドは、低〜中価格と何が違うの?
各メーカーとも、最高峰モデルに、もっとも時間をかけて開発しています。
低〜中価格ロッドと比較して具体的に何が違うのか説明できなかったとしても、使ってみると上級者のみならずその使用感の違いには気付かされます。
ハイエンドモデルは、具体的にどんな性能面の違いがあるのでしょうか。
大きくは、下記の4つです。
- 好感度
- 強靭なバットパワー
- ガイドが頑丈
- 軽さ
様々な釣りの中でも、エギングロッドは特に好感度であることが求められます。エギングは、遠くキャストした先でイカがエギに触れた感触をアングラーがキャッチできるかどうかが大きな釣果の分かれ目。イカはエギに抱きつく前にイカパンチをして獲物を攻撃することがありますが、その前アタリを感じられる繊細なロッド設計が重要になります。各メーカーともに、ティップの繊細さは低〜中価格と明らかな差があります。また、グリップの設計で手に伝達しやすく考えられているモデルもあります。上級者でなければ繊細な変化には気づきづらいので、初〜中級者にこそ必要な機能だともいえます。
イカは大きなものだと引きは強烈。特に春のアオリイカは、バットパワーのないロッドではやりとりできません。ティップが繊細で好感度であると同時に、強靭なバットパワーを備えている必要があります。
XガイドやAGSガイドなどの最先端ガイドが装備されている点も見逃せませんね。
また、最高峰モデルは8フィート中盤でも100g前後と軽量。
様々な機能を盛り込んでも、ロッドが重くなってしまっては長時間シャクり続けることができません。軽快にシャクってエギを繊細に動かせる軽快さが求められますが、低〜中価格モデルと比較して、シャクりやすさは誰にでも違いが分かるほどです。
以上のような特徴を兼ね備えたのが、次に紹介する最高峰モデル。
最強エギングロッド4機種の違いについて紹介します。
ヤマガブランクス 「カリスタ TZ nano」
定価 ※86Mの場合 | 47,000円 |
ガイド | トルザイトリング・チタンガイド(トップガイドのみSiCリング) |
重量 ※86Mの場合 | 99g |
「カリスタ」が生まれ代わり、「カリスタ TZ nano」として登場。ヤマガブランクスの最高峰エギングロッドです。
何よりの特徴はブランク。8.6フィートで99gという軽さ。
東レの最新技術ナノアロイテクノロジーを採用しています。負荷を与えると瞬時に高い反発力で戻ろうとする反発性があり、軽い力でエギをキビエビ動かすことが可能。曲げてみると柔らかいですが、キャストはかなり飛びます。ロッドの反発力がキャストを手助けしてくれるような印象。
反発力は、イカを浮かせるのにも役立ちます。身切れを防ぎつつも、大きなイカと楽にやりとりができるでしょう。
ガイドは、富士のトルザイトリング・チタンガイド(トップはSiC)ですね。
最高峰エギングロッドの中でお求めやすい価格設定も魅力です。執筆時にはAmazonで42,000円まで下がっていました。
ダイワ 「エメラルダス STOIST AGS」 アウトガイドモデル
定価 ※84Mの場合 | 69,300円 |
ガイド | 新型AGS |
重量 ※84Mの場合 | 105g |
「ストイスト」は、エギングのカリスマ・山田ヒロヒトさんのシグニーチャーシリーズ
「軽量・高感度・しなやかさ」の3つを兼ね備えたダイワの最高峰モデルです。
エメラルダスEXシリーズに採用されていた「SVF COMPILE X」を「SVFナノプラス」に変更することで、さらなる軽量化とパワーアップを同時に実現しています。
採用されているガイドは、新型「AGS」
AGSはすでに軽量なガイドですが、さらに進化させ既存のAGSから約15%の軽量化されています。
ガイドフレームには、「Rフレーム」、「HVFナノプラス + T1100G」
ガイドリングには、「Cリング」、「Nリング」
76M-SMTT、76MMH-SMT、80LM-SMTには、SMTが採用されています。
SMTとは、超弾性チタン合金穂先スーパーメタルトップ。何も巻かれていない剥き出しのティップで、凄まじく繊細。PEラインが少しの風になびかれるだけでもティップが感知するほどの繊細さ。より上級者に適したモデルです。
「76M-SMTT」を使いましたが、シャッキっと張りがあるというより、しなやかで柔らかいという印象。まるでムチを振るような軽い力でエギをキビキビ動かすことが可能。穂先が柔らかく繊細な分、キャストフィールが全く違いました。初めはキャストフィールが違ってやや戸惑いましたが、操作性の高さに惚れました。
もう少し安ければいいんですけどね、、。執筆時にお買い得なのはナチュラムでした。
オリムピック スーパーカラマレッティー
定価 ※85Mの場合 | 72,000円 |
ガイド | トルザイトリングガイド |
重量 ※85Mの場合 | 104g |
エギング最強ロッドだと呼び声の高いオリムピックのフラッグシップモデル「スーパーカラマレッティー」
さらに、最上位にはオートクレーブ製法で加工された「スーパーカラマレッティー AT」があります。「スーパーカラマレッティー AT」はお値段もスーパー。。130,000円なり。
「スーパーカラマレッティー」は、70,000円前後です。
「スーパーカラマレッティー」のブランクは、東レの「T1100G」をメインに、「クワトログラファイトクロスXX」、「スーパークワトログラファイトクロス」でブランクス全体が編み込まれています。
ガイドは、富士のトルザイトリングガイドです。
シマノ セフィア エクスチューン
定価 ※86Mの場合 | 49,800円 |
ガイド | トルザイトリング、チタンフレーム、ティップ部分にXガイド、 |
重量 ※86Mの場合 | 100g |
シマノの最高峰エギングロッド 「セフィア エクスチューン」
XTUNEシリーズは、軽めのエギでもキャストしやすいしなやかな設計。しなやかだけど軽快にシャクることができる操作性も兼ね備えています。
感度は、穂先だけでなく、カーボンモノコックグリップがサポート。手元に食い渋るイカの微妙なアタリを伝達してくれます。
繊細にアプローチできますが、同時に強度もあるバランスの良いロッド。上級者のみならず幅広い層におすすめできます。「スパイラルX」と「ハイパワーX」を採用し、強度を補強しています。ティップは柔らかいですが、「エメラルダス STOIST」と比較すると、やや張りがある印象。イカを一気に浮かせる強靭なバッドパワーがあります。
S806ML-Sは、「タフテックα」を採用した超繊細なソリッドティップ。より繊細な釣りに適しています。
まとめ
上級者には、「カリスタ TZ nano」、「エメラルダス STOIST」がおすすめ。ハイエンドモデルらしい玄人向きの設計です。初めは多少慣れが必要だけど、慣れてしまうと手放せないといった感じ。
トータルバランスに優れているのが、「スーパーカラマレッティー」、「セフィア エクスチューン」という印象です。