世界を股にかけて活躍するキムケンこと木村建太さん。アメリカのトーナメントや琵琶湖のガイドなど普段はボートでの釣りがメインですが、人気企画DVD「陸王」で活躍するなど、おかっぱりでも実力を発揮されています。琵琶湖では滅多に使用しないライトリグも使うなど、キムケンさんのおかっぱりタックルは見所がたくさん!
今回はキムケンさんが実際におかっぱりで使用されていたタックルセッティングについて紹介します。
最後の2本、「HGC-610MLXF/GP バーディック」と、「HGCS-66LXF バグレイダー」がスピニングタックルです。
目次
サイドワインダーHGC-70HF「バレットショット」のタックル
ロッド: サイドワインダーHGC-70HF「バレットショット」(デプス)
リール: レボブラック9 (アブガルシア)
ライン: バニッシュレボリューション20lb(バークレイ)
- バズベイト / ゲーリーバズ (ゲーリーヤマモト)
- スピナーベイト / Bカスタム(デプス)
- スイムジグ / コンツアージグ3/8oz + パワーウィグラー4インチ(バークレー)
- ラバージグ / コンツアージグ3/8oz(デプス) + チガークロー4インチ(バークレー)
- ノーシンカー / パワースライダー3.6インチ(バークレイ)
合わせるベイトリールはハイギアのレボ・ブラック9 レボ・ブラック9を合わせる理由は、バズベイトは糸ふけをすぐにとって巻き始めることが大切だからということです。
コンツアージグは、巻きでも打ちでも使えるジグ。
スカートは太いラバーを使用しているため、しっかりとした輪郭のシルエットを出し強く水押しするため強くアピールさせることが可能です。
パワーウィグラーをセットした場合は、基本的にスイミング。
チガークローをセットした場合は、巻きでも打ち両方で使用されています。スイミングジグのアクションは、ロッドを細かく上下にゆすりながらリトリーブ。日本でこの釣り方をされている人はあまりいませんが、アメリカではメジャーな釣り方のようです。
ロッド: サイドワインダーHGC-70HF「バレットショット」(デプス)
リール: レボALC-IB7 (アブガルシア)
ライン: バニッシュレボリューション20lb(バークレイ)
- ウエイテッドフック / ブルフラット4.8インチ + ウエイテッドピアス5/0
- チャター / Bカスタムチャター(デプス)
- アラバマリグ / ルアー名称不明
キムケンさんによると、ブルフラットは3.8よりも4.8インチの方が断然釣果が良いとのこと。流れにドリフトさせるようにして使用されています。
サイドワインダーHGC-70XS/GP「ブッシュバイパー」のタックル
ロッド: サイドワインダーHGC-70XS/GP「ブッシュバイパー」(デプス)
リール: レボブラック9 (アブガルシア)
ライン: バニッシュレボリューション20lb(バークレイ)
- 羽根モノ / NZクローラー(デプス)
NZクローラーはデプスの巨大羽根モノルアー。
厳密にいうとNZクローラーのような水面で使用するルアーはより浮力のあるナイロンラインが好ましいですが、おかっぱりではタックルをなるべく減らすため、上記の例のようにフロロカーボンラインのバニッシュレボリューションを使っていることが多いようです。
ロッド: サイドワインダーHGC-70XS/GP「ブッシュバイパー」(デプス)
リール: レボブラック9 (アブガルシア)
ライン: バニッシュレボリューション25lb(バークレイ)
- テキサスリグ / ジャンボチガークロー(バークレー) + 7gバレットシンカー
ジャンボチガークローのフックはリミット5/0(リューギ)でした。
パンチングのような高い弾道のキャストでヘビーカバーの中を貫通させて使用しています。だからこその太いライン25lbなんですね。
ロッド: サイドワインダーHGC-70XS/GP「ブッシュバイパー」(デプス)
リール: レボブラック9 (アブガルシア)
ライン: ウルトラキャスト インビジブレイド65lb(スパイダーワイヤー)
- フロッグ / スリザーク(デプス)
琵琶湖でのボートの釣りではポッパータイプのカップがついたバスタークを使用されていることが多いですが、おかっぱりではスリザークを使われていることが多いですね。
ラインをPEライン ウルトラキャスト インビジブレイドに変更して使用されています。
ヒュージカスタムH3s-76RFのタックル
ロッド: ヒュージカスタムH3s-76RF(デプス)
リール: レボブラック6-L (アブガルシア)
ライン: バニッシュレボリューション20lb(バークレイ)
- 羽根モノ / NZクローラー(デプス)
- ウエイテッドフック / パワーウィグラー5.5inch(バークレー)
- ジグヘッド / マックセントキングテール(バークレー)
パワーウィグラー5.5inchは、通常の4インチでは引きつけれない魚を釣るためにキムケンさんが開発した大きいタイプ。ヘビーウェイテッドピアス#7/0とセットで使用。
マックスセントキングテールはジグヘッド(フットボールヘッド)で使用。すごく釣れるということで日本で発売するようにキムケンさんが頼んだワーム。「マックスセント」の名前の由来は「最大級に臭いがする」。臭いで強烈に誘います。
サイドワインダーHGC-67XR/GP「アウトクロス」のタックル
ロッド: サイドワインダーHGC-67XR/GP「アウトクロス」(デプス)
リール: レボエリート8lb-L
ライン: バニッシュレボリューション20lb(バークレイ)
- ジグヘッド / マックスセントキングテール(バークレー)
- スイムジグ / コンツアージグ3/8oz(デプス) + パワーウィグラー4インチ(バークレー)
サイドワインダーHGC-610MLXF/GP「バーディック」のタックル
ロッド: サイドワインダーHGC-610MLXF/GP「バーディック」(デプス)
リール: レボALC BF7-L
ライン: バニッシュレボリューション8〜12lb(バークレイ)
- ネコリグ / マックスセントDワーム(バークレー)
- シャッド / イヴォークシャッド(デプス)
- メタル / サーキットバイブ(デプス)
- ダウンショット / パワーホッグ3インチ(バークレー)
- ジャークベイト / バリソンミノー100F・130F・130SP(デプス)
バーディックはデプスのベイトロッドの中ではライトな軽量級バーサタイルロッド。
さすがにちょっと扱いづらそうでしたが、スピニングを携行していない状況下で、パワーホッグ3インチの1.8gダウンショットリグでも使用されていました。
ここまででベイトタックルの紹介は終わりです。
ほとんどベイトリールのハンドルを変更されていますが、そのハンドルはアブワークス・DFL100。 ぐっと力を入れて巻くのに適したハンドルなのでキムケンさんのような力強いファイトをする方にぴったりのハンドルです。
ここからスピニングタックルのご紹介。
サイドワインダーHGCS-66LXF「バグレイダー」のタックル
ロッド: サイドワインダーHGCS-66LXF「バグレイダー」(デプス)
リール: レボPRM 2500SH(アブガルシア)
ライン: ウルトラキャスト インビジブレイド10lb(スパイダーワイヤー)
ライン(リーダー): バニッシュレボリューション12lb(バークレイ)
- ノーシンカー / ホローベリー3インチ(バークレー)
陸王2014 シーズンバトル01の青木大介さんと対決でも使用したホローベリー。
豪快な釣りスタイルのキムケンさんにはちょっと意外なライトなワームですが、ノーシンカーやジグヘッド、ダウンショットなどでよく使用されています。
サイドワインダーHGCS-65MLR「レーザーウィッパー」のタックル
ロッド: サイドワインダーHGCS-65MLR「レーザーウィッパー」(デプス)
リール: レボPRM 2500SH(アブガルシア)
ライン: バニッシュレボリューション4lb(バークレイ)
- ジグヘッドリグ / ホローベリー3インチ(バークレー) + ヴィスパ#2・3/64ozジグヘッド
- I字系ルアー / ジジル70(シマノ)
ホローベリーのジグヘッドは、ボトムをついばむ小魚のようにピョンピョンとアクションさせるか、ミドストで使用されています。
ジジル70はバンタムの山木さんが開発したI字系ルアー。キムケンさんが使用しているのはちょっと意外ですね。