クランクベイトをゴリゴリに巻く、パンチングでウィードごとデカバスを引っこ抜く、フロッグの水面を割るバイト、、その豪快な釣りのスタイルも魅力的ですが、木村建太さんについて詳しく知っていくと、夢に向かって突き進む人生そのものが、豪快で魅力溢れたものでした。
世界を股にかけて活躍する、キムケンこと木村建太さんの魅力を紹介します。
目次
キムケンさんのプロフィール・経歴
出身 | 京都府 |
生年月日 | 1982年2月7日 |
木村建太さんは、1982年生まれなので2019年現在で37歳ですね。
小学生の頃に、父親に連れて行ってもらった琵琶湖で、餌でブラックバスを釣り、バス釣りの魅力にハマったそう。琵琶湖野郎がはじめて触れたバスも琵琶湖だったんですね。
若い頃からその才覚を現し、当時高校生だったと思うのですが、はじめて出場したNBCジュニアチャプターでなんと優勝、湘南チャプタージュニア年間総合優勝を果たしています。
2000年に京都チャプターシニア年間総合優勝を果たし、琵琶湖に移り住みます。
琵琶湖ガイドとして人気の木村建太さんですが、2001年から琵琶湖でガイドをはじめています。その後、何年間かガイド業をお休みしていますが、ガイドとしては相当なベテランです。
2003年にFLWツアー観戦のために初渡米。
本場アメリカのトーナメントを見て、アメリカ参戦を決意します。
運送会社で貯めた資金を元手に、その2年後、FLWツアー参戦。チャンピオンシップにも出場されています。
2008年にFLWツアーにボーターとしての出場資格を得たものの、体制が整っていないことを理由に断念し、琵琶湖に戻り、ガイド業をします。その年の琵琶湖オープン最終戦を優勝(年間総合は2位)、翌年2009年には、琵琶湖オープン年間総合優勝されています。
2010年に、バスマスターセントラルオープンにボーターとしてフル参戦。
2011年に、再度琵琶湖オープンに出場し、年間総合優勝を果たしています。
琵琶湖での実力は計り知れないものがありますね。
2013年〜現在に至るまでアメリカのトーナメントで奮闘しています。
キムケンのアメリカ挑戦
23歳からアメリカのトーナメントに挑む木村建太さんは、アメリカにこだわる理由について、「バス釣りのルーツであるアメリカで成し遂げないことには、世界を見たことにはならない」と、語っています。
アメリカのトーナメントに出ることが生活の中心になっているとのことです。
2008年、FLWツアーにボーターとしての出場資格を得たものの断念して帰国した理由は、資金不足。
その年にデプスの奥村社長と出会い、デプスに引き入れました。
同時期にデプスに入った、山田祐五さんが、当時の木村建太さんは、とても貧乏だったと語っています。
精力的にメディアでも活躍し、2010年に、アメリカでマイカー・マイボートを手にしました。
アメリカで車も船も試合のエントリーフィーも払う、その環境を作るのがいかに大変か。
年間で1200万円以上必要だと言われています。
日本のバスプロがアメリカに憧れたとしても、誰もができることではないんですね。
キムケンの魅力が詰まったDVD・琵琶湖野郎
木村建太らしいシャローや目で見えるカバーエリアでの豪快な釣りを見ることができます。
広い琵琶湖を、何を考えて移動しているか、琵琶湖マップとともに丁寧に解説されています↓
続編である琵琶湖野郎2では、餌を追うことが釣果への近道だという「餌」をテーマに制作された作品となっています。琵琶湖から飛び出し、アメリカ・アチャファラヤリバーでの釣りも収録されていて見どころ満載となっています↓
琵琶湖野郎3が2019年3月に発売されました。ルアーパワーを活かした釣りで、ロクマルをキャッチするシーンも収録されています↓
キムケンの愛車は何?
トヨタUSAタンドラに乗っていましたが、トヨタUSAセコイアに乗り替えています。
トヨタUSAセコイアは、デプス代表の奥村さんから引き継いだ車のようです。
キムケンが使っているサングランスはどこのサングラス?
フレームは、次元のDETECTORとVERIFYNEの2種ので使用されていたようですが、
最近では、次元の新モデルPAINTENSEを使用されています。
PAINTENSEは、超大型且つ8カーブフレームで、視野が広くなり、顔を覆うようなフィット感が特徴です。
レンズカラーは、トゥルービュースポーツをお使いのようです。
オカッパリバックはどこのメーカー?
フルクリップ × BASS BRIGADE(バスブリゲード)のフリゲートというバッグを愛用されています。
開口部が広く開けやすく、オカッパリのルアーチェンジが楽にできます。
大好物はザリガニ!?
オクラホマ州に戻る道中、アーカンソー州でまさかのザリガニ屋発見につき停車。テイクアウトのお店だったので、船の上で完食。
日本もぼちぼちザリガニがいい時期なので、今年こそは帰ったら捕まえよう。 pic.twitter.com/S9hMduzcgR— KIMKEN® (@kentakimura5727) 2018年3月3日
日本にいるのと同じ、アメリカザリガニをスパイスで味付けしたものが大好物。
毎日食べても良いくらい、世界一好きな食べ物だということです。
台風なので、自宅待機。
IKEAで買った冷凍ザリガニを、そのまま食うとあんまり美味くないので、アメリカから持って帰ってきた本場スパイスで茹でるモーニング。
凍らせてない、春の鮮度の高いものに比べると味はガクッと落ちるけど、雰囲気は味わえます。日本で新鮮なザリガニ手に入らんかな…? pic.twitter.com/o0hK8NskPE— KIMKEN® (@kentakimura5727) 2017年9月16日
IKEAで冷凍ザリガニを購入するなどして、日本でも美味しくザリガニを食べられないかトライされています。
そのスパイスさえあれば、是非食べて見たいですね。
キムケンのベイトリールのハンドル
ほとんどのリールを、DFL100に変更されています。
DFLとは、ダブル(Double)フィンガー(Finger)リフト(Lift)の略であり、2本指をかけてがっちり力を入れて巻くのに適してます。
フロッグやパンチングなど力強い釣りをされる方に最適なハンドルです。
キムケンのフロッグ用タックル
キムケンさんと言えばフロッグで水面を割る豪快なバイトを炸裂させているイメージですね。
国道がヒシモに見えたことがあるくらいにフロッグばっかりやり込んでいたこともあるそうです(笑)
琵琶湖のマットの釣りでバスターク、琵琶湖以外のオーバーハングなどでストラクチャーでスリザークを使われていることが多いと思います。
バスタークは、気持ちの良いポップ音と同時にアブクを生み出す、使いやすいフロッグです。
バスタークもスリザークも一時は、なかなか購入できませんでしたが、今は、amazonでも購入できますね!
ロッド: サイドワインダーHGC-70XS/GPブッシュバイパー
リール: レボ ブラック9 + DFL100
ライン: スパイダーワイヤーウルトラキャストインビジブレイド 65lb
ボイルがあったらすぐ回収して次へキャストしたり、ウィードから引き抜くにはハイギアに分があります。
そのリールに合わせるのが、視認性の良さと、キャストフィールの滑らかさに優れたバークレイのスパイダーワイヤー。
フロッグの釣りにPEラインは必須ですね。
木村建太さんのフロッグとPEラインのノットは、ビミニツイストのようです。
キムケンのパンチング用タックル
ロッド: ヒュージカスタム H2S-75RF
リール: レボ ビッグシューターコンパクト + DFL100
ライン:スパイダーワイヤーウルトラキャスト フロロブレイド 80lb
シンカー: センキンバレット1.5oz
フック: リューギ TC4/0
ルアー: スタップクロー
パンチング時に、通常のPEラインを使用すると、ラインの比重が軽いことで、風が強い際にキャスト際にラインが風になびかれて手返しが悪くなってしまいますが、PEとフロロの良いところを組み合わせたスパイダーワイヤーウルトラキャスト フロロブレイドにすることで、すんなり水に馴染んでくれるということで、このラインを選択されていると、動画で解説されています。
パンチングの際にラインのノット(結び方)は、ダブルパロマーノットのようです。
通常のパロマーノットのように2回アイに通してダブルラインにしますよね、その後、輪っかを作る際に、通常のパロマーノットでは一回しかくぐらせませんが、二回くぐらせるノットをダブルパロマーノットというようです。
ただ、ダブルパロマーノット、強度はあるかもしれませんが、締め込みにくくてムカつきます(笑)
僕は、ハングマンズノットですが、充分な強度があり、スッポ抜けの経験はありません。
締め込んだ後に、ハーフヒッチを7回くらい入れています。
キムケンのブルシューターJr用タックル
ロッド: サイドワインダーHGC-77XS/GP ボアコンストリクター
リール: レボ エリート8-L + DFL100
ライン: バニッシュレボリューション 20lb
バニッシュレボリューションは、好感度、超伸度の強いラインなので、ビッグベイトといえど繊細な誘いをするブルシューターなどのルアーでの使用に適しています。
時にはスピニングタックルの繊細な仕掛けも使用
琵琶湖ではほとんどお目にかかれませんが、オカッパリでは木村建太さんもスピニングタックルを使用します。
陸王2014 シーズンバトル01での青木大介さんとの試合で、スピニングタックルを多用しました。
PEセッティングにしたり、状況に応じて、フロロを巻いた替えスプールにチェンジしたりと、かなり繊細に考えられていました。
豪快な釣りと繊細な釣り、その両極端な隙のない釣りに、あの青木大介さんも苦戦を強いられます。
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